こんにちは。英語コーチのSophieです。
今日もTOEICネタです。TOEICを教えることが多いのでこのブログではいろいろと思うことをシェアしますね。
TOEICを受けた方ならご存知の通り、TOEICは大きく分けてリーディングセクションとリスニングセクションの二つに分かれています。そして、リーディングセクションの中で3つのパートに、リスニングセクションの中で4つのパートに分かれています。
そのリーディングの最初のパート(Part5)が単文の空欄穴埋め問題です。これは主に文法理解と語彙力を計るテストです。このパートは、ちゃんと最初に文法を理解して、演習をして、間違えたところを理解できるまで復習して、また演習を繰り返す・・・と、できるようになるパートです。他のパートの基礎にもなります。
ただ、これだけやってても、英語が使えるようになったと思わないんですよね。
なぜかって・・・
基本的に会話って単文で言いっぱなしで終わりじゃないからです!!!
そりゃあ、この知識だけ持ってても、確かに使えないんです。実際のコミュニケーションと違いすぎちゃって。じゃあ無駄かっていうと、それは違うんです。
このパートの対策のためには、英語の基本、英文の基本構造を理解する必要があります。英語は語順が大事。それが分かっていないと解けないから、語順や英語の基本的なルールを理解するには、とても良い練習になります。
英文を読んでいて、いったいどこまでが主語でどこに述語動詞があるのか分からなくなることありませんか?頭から理解していったはずなのに、根本的に勘違いをして全く違う理解をしていたってことはありませんか?
文をシンプルに理解していくことにTOEICを活用することはできます。(この辺は使用するテキストや問題集及び教えてくれる先生にもよるかも知れませんが・・・)
TOEIC対策をしていれば、自然とビジネスでよく使われる単語を学ぶことにもなります。英語を使って仕事をしたい方には全く無駄になりません。もちろん普段の会話でも使える単語はいっぱいあります。ワンパターンの表現から抜けるにもオススメです。(ワンパターンが悪いわけじゃありませんよ!)
使える英語というよりは、使う前に基本を学ぶきっかけとして、フル活用してほしいと思うんです。
リスニングセクションの会話問題(Part 2, 3)でしたら、会話で使える表現がでてきますし、これから仕事で英語を使いたい方には職場での会話をイメージするのにも役立ちます。英文の読解ができれば、日本にいても英語から受けるメリットはたくさんありますよね。日本語になっていない情報は山ほどありますから。世界にあふれている情報の80%は英語で発信されているとまで言われています。今まで英語と言うだけで読むのを避けていた人たちが、普通に英文に触れるようになるだけでも、大きな違いだと思っています。
賛否両論あるテストかも知れませんが、日本人の大人が英語を学ぶとっかかりとしては、私はむしろ好ましいと思っています。論理的に英語を理解したい人には特にオススメです。(私もその傾向が強いので合っているのだと思います)
TOEICが使えないんじゃなくて、使えるように活用したら良いだけ。英文の構造をしっかり理解したい方、英字新聞や洋書を読めるようになりたい方も、TOEICという入り口はなかなかオススメですよー!
Happy learning!
Sophie
Image by Jess Watters from Pixabay
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